■設立時に効果的な条項

強制転換条項付株式というのは旧商法で定められていたもので、現在では取得条項の規定と言うものの中に定められています。転換条項がついているというのはつまりある種類の株式を別の種類の株式に転換する事ができるというものなのです。強制と言う言葉がついているというのはこの転換が行われるのが株主の都合で転換するのではなくて会社側の都合で転換するという事が挙げられます。そのため強制と言う言葉がつけられているのです。 例えば会社設立時に優先株式をたくさん発行していた場合に強制転換条項を設定しておけば一定時点で普通株式に転換する事ができるでしょう。優先株式では配当金を優先する代わりに議決権がないというものが多いと思いますが、会社設立時にはこのような優先株式と言うものは投資家を呼び込む上でも重要な事ですし経営を安定させるという点でも非常に重要なものだと言えるでしょう。しかしながら経営が続いてくると優先株式に対する配当の優先が大きな負担となってくることも考えられます。このような時に優先株式を普通株式に転換する事ができれば経営への負担は大きく異なるといえるでしょう。強制転換条項付株式というのはこのようにして使うことができるのです。

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