
■救済のための株式
劣後株式とは優先株式の逆だと考えれば良いと思います。劣後株式とは配当を得る権利や残余財産の分配時に他の株式よりも順位が遅くなる場合を指します。つまり配当をもらえないこともあるという株式だと考えれば良いでしょう。これがどのようなときに役に立つのかと言うと援助を受けるときだと考えられるでしょう。資金がショートしている場合には株式を発行して資金調達をする事が多いと思います。これを増資と呼ぶのですが増資では株式を新たに発行するため既存の株式の価値を下げてしまう可能性があるのです。 例えば発行済み株式数と同じだけの株式を新たに発行すれば株価は半分になるといえるでしょう。また株主としての支配権と言うものも半分になってしまうのです。このような状況を避けて既存の株式の権利などを守ったまま新たな増資を受け入れるというのが劣後株式の一つの意味といえるのではないでしょうか。主として親会社からの救済を受けるときにも用いられる手法だといえるでしょう。また政府からの援助を受けるときにもこのような劣後株式と言うものが発行されるという事が多いといえるのです。既存の株主を守りながら増資を行うという意味では非常に優れた株式の発行方法だといえるでしょう。
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